東御座が出立すると轅が寺町京極から運ばれ、御旅所から出された神輿に男結びで付けられる。
出来上がると手締めの掛け声「ヨイトセーの、チャッチャッ!ヨイトセーの、チャッチャッ!ヨイトセーの、チャッチャッ!おー」で締められた。
前の2社とは異なり、東側の神殿前におかれると「御魂遷し」の神事が始まる。神主の「おーっ」という低い声が、駕輿丁の頭上に響く。
神幸祭で八坂から御旅所にお出でになっていた八柱御子神がふたたび西御座神輿に遷された。
轅の前後では、後へ蹴る様に足を振りながら、神輿を揺り動かす。十秒ぐらいの間隔で次々と駕輿丁は交代してゆくが、それでも回ってくる順番に息は上がる。
御旅所前を3周回するが、観衆に突っ込みかねない勢いで神輿と男たちの集団に思わず後ずさりしてしまう見物客。