長刀鉾保存会(京都市下京区長刀鉾町)は、7月17日の前祭(さきまつり)の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾に乗る稚児に中京区の御所南小4年林賢人君(9)を選んだ。

共同通信

賢人君は航空機部品製造会社社長林誠一郎さんの長男でお父様は時代祭、お母さまは葵祭に参加したという「お祭り好き」一家。

禿は同小4年桐原真優君(9)、会社員桐原則勝さんの長男と同小4年小嶋啓太君(9)京都府立医科大助教小嶋健太郎さんの長男。

長刀鉾は山鉾33基で唯一、人形ではない生(いき)稚児が乗り、稚児は巡行中「太平の舞」を披露して京の町を清める。

稚児や禿は祭りの無事を祈願する「お千度の儀」(7月1日)などを経て山鉾巡行(7月17日)に主役として臨み、疫神社夏越祭(7月31日)まで気が抜けない。