7日 綾傘鉾の稚児結納の儀が常盤殿にて執り行われ、
結納の儀を終えると八坂神社本殿に社参し、祇園祭の稚児としての「宣杖の儀」が執り行われ、「お千度参り」も滞りなく行われました。
祇園祭の期間中は、幼子は綾傘鉾町の稚児として祭に奉仕する、永らく続いた習わしで、生稚児は長刀鉾と綾傘鉾に継承されています。
他の山鉾はいつしか人形の稚児に代わってしまいました。
綾傘鉾は、徒歩の傘鉾として応仁の乱以前のふるい鉾だが、元治元年に焼けて以来、明治10年代に一時復活したもののふたたび中断。ようやく昭和54年、巡行を再開した。形の上でも変転を繰り返す。江戸期、どうした理由からか、徒歩から引き鉾に変化、御所車風の屋根に風流傘が乗る古図が残る。明治の復活では再び徒歩に。鬼形の踊り手を中心に、棒振り、鉦、太鼓のはやしかたが行列する。
巡行順:7番(2013年)