午前9時、境内に祇園囃子が流れ、本殿内の太鼓が打ち鳴らされている。
神官巫女勢揃いで本殿にて 夏越祭斉行の奏上である。
「身禊の祝詞」が唱和される。
この段階では神職のみで行われている神事である。
疫神社の方はというと・・・
疫神社前の植栽の場所は、茅草を用い、結界となるよう設えされている。
祈願者が集まり出す。
参拝の順に列を為し、
茅の輪を潜り、
身についた半年の穢れを祓い、残る半年の疫病や諸悪を退散させて貰うようにと祈られている。
結界となっている茅の柵は、みるみるうちに抜かれていく。
ハサミを持参して、境内で茅の輪づくりをする老婦人もいる。
きっと、毎年、毎年、こうされているのだろう。
きっと、毎年、毎年、こうされているのだろう。
こうして、一ヶ月間の祇園祭は幕を下ろし、お仕舞いとなる。
西門を出て、振り返ると、掛札の文字変はわっている。
疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)
■開催場所: 八坂神社(京都市東山区祇園町北側625番地)
■開催日時: 2013年7月31日 10:00~
■お問合せ:八坂神社 075-561-6155