中御座が出発し、寺町を南下すると東御座神輿を担ぐ四若神輿会の駕輿丁が東方向から堂々と行進し、御旅所前に入った。
東御座を神輿出し、中御座とは違い、轅(担ぎ棒)無しで御旅所本殿まえへ据え付け、神官の祝詞を待つ。
お祓いが終わり、長く大きく見える轅が出される。
そして、一週間の間鎮座していた御旅所前で轅が手際よく付けられる。
神輿本体と駕輿丁が方に当てる轅(担ぎ棒)は、男結びで結わえられる。
「ちんちんはなぁ、あーして、こーして、つくる」と表現している。
準備が終わると御旅所前で一度大きく差し上げられた。
そのあと、中御座があっけないくらいに出御していったのにたいし、東御座はこの後、観衆から喝采がわき起こるまで、これでもかと、差し回しが行われた。
順次入れ替わってゆく駕輿丁が一巡した頃、10回目ぐらいだろうか、西方向に頭が向いた頃終わり、四条通りを西進してゆく。しゃんしゃんという鳴りかん、威勢の良いホイット、ヨイットのかけ声が、聞こえ続ける。