神輿渡御を担う各みこし会では6月30日ごろに、山鉾町では7月1日から順次、吉符入りして心高鳴る祭の風情か見られる京の洛中。
準備行事、神事が毎日行われて来たが、この10日という日は、いよいよカウントダウンの号砲が町に響く、大事な日となる。
そんな神々が社を出て、町に鎮座する一週間の「準備の総仕上げの始めの日」となる「the 10日 of July」を点描する。
(1週間とは、「神幸祭、先祭、おいでの7月17日」から「還幸祭、後祭、おかえりの24日」を指します。)
鉾建て
巡行の先頭を進む長刀鉾のほか月鉾、函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾の5基の鉾建てが始まった。
鉾建てが完了すると試し曳きの「曳き初め」が行われる。
長刀鉾、函谷鉾、月鉾、鶏鉾、菊水鉾は12日14時頃から、放下鉾、船鉾、南観音山、北観音山、岩戸山は13日15時頃から。
真木を取り付ける際、一旦鉾を倒す「胴倒し」、「鉾起こし」などの鉾建て手法がとられる。その梃の支点、回転軸となる地面との接点をつくる月鉾の職人さん。
四条通りを東へ、八坂さんへ
四条烏丸や室町交差点では、たくさんの祇園祭ガイドブック、お祭りグッズが観光客の関心を引いていた。