吉符入 Kippuiri
この日から祇園祭はスタートです。
長刀鉾町会所の二階で、稚児と禿の名前を書いた吉符を神前に納めます。稚児が、「蝶、とんぼの冠」といわれるクジャクの羽を飾った冠をかぶって、二人の禿とともに、町関係者の前で舞を披露します。
また、吉符入りの済んだ鉾町では「二階囃子」と呼ばれる町会所の二階での囃子の練習がその夜から始まります。
opening ceremony of festival, in each participating neighbourhood.
starting practice of Hayashi(kontikitin,gion-bayasi,) at 2nd fl.of their hall,called Nikaibayasi.
長刀鉾町お千度の儀
その年の稚児・禿が、大役に選ばれたことを神に報告し、祭の安全を祈願する行事です。白塗りのお化粧を施した稚児・禿らが、鉾町の役員らとともに本殿を参拝。その後、本殿の周囲をみんなで時計回りに3周するものです。
山鉾町社参
くじ取式が終わりますと、各山鉾町代表者が八坂神社に参拝。祭りの無事を神前に祈ります。
船鉾町神面改め
船鉾町の吉符入りの日。船鉾の御神体である神功皇后が付ける神面に異常がないことを確認する儀式が取り行われる。
幣切
長刀鉾町の神事に必要な各種御幣を八坂神社職員の奉仕にて行ないます。 御幣が整ったら、鉾の組立てにかかります。
高橋町社参
「斎竹建」を行なう高橋町役員が、神事の無事斎行を祈願します。
前祭鉾曳初め
鉾町の人により、町内で鉾を曳きます。この日から鉾・曳山の山鉾上でのお囃子が奏でられます。
前祭山建て Building-up of [yama]
12日~14日、山を組み立てる
7月12日 保昌山、山伏山7月13日 占出山、霰天神山、郭巨山、伯牙山、芦刈山、油天神山、木賊山、太子山、白楽天山、綾傘鉾、蟷螂山7月14日 四条傘鉾、孟宗山
July 12 through 14
生間流式庖丁
日本式庖丁道生間流による式庖丁が奉納される
伝統芸能奉納
様・日本舞踊・狂言・詩吟・琵琶など各種伝統芸能を奉納します。
石見神楽の奉納
八坂神社御祭神、スサノヲノミコト(素戔嗚尊)の大蛇退治の舞を京都島根県人会島根奉賛会が行ないます。
献茶祭
裏と表の千家が一年交代で献茶の奉仕をする
豊園社御真榊建
17日の神輿の神幸列の供をする、御真榊を建てます。
神剣拝戴
15日午後6時に政所御旅所に移された長刀鉾の長刀を、10:00~の祭典後、厄除祈願のため一般の人々が拝戴することができるようになります。
後祭大船鉾鉾建て
後祭の大船鉾を組み立てる
Building-up of float[oofunehoko]
くじ改め
くじ取式で決定した巡行順位に従い、大紋烏帽子姿の奉行(京都市長)が順位を正す儀式です。
後祭山建て Building-up of [yama]
19日~20日、山を組み立てる
7月19日 北観音山、南観音山、鯉山7月20日 浄妙山、黒主山、役行者山、鈴鹿山、八幡山7月21日 橋弁慶山
July 19 through 21
後祭山鉾曳き初め
20日~21日、山鉾曳(ひ)き初め・山舁(か)き初め
Yoimiya shinshin hono shinji, dedicative art performances
花傘巡行宣状授与式
花傘巡行に奉仕の馬長稚児、児武者の宣状が交付されます。
琵琶の奉納
琵琶協会の人々により、琵琶の奉納が行われます。
煎茶献茶祭
煎茶道家元の輪番奉仕により行われる。常磐殿に拝服席が設けられる
後祭宵山
山鉾上での囃子、駒形提灯をともし、授与品を販売する。
あばれ観音
南観音山(新町通錦小路上ル百足山町)でご本尊をかつぎ出して暴れ回ります。
狂言奉納
茂山忠三郎社中の人々により狂言が奉納されます。
神事済奉告祭
祇園祭終了を奉告し、神恩を感謝します。