鷹山は、三条室町西にあり、幾たびかの火災、風雨で御神体と一部の懸装品を残して失われた休み山だ。天明の大火、文政の暴風雨(1826年)、蛤御門の変による大火(64年)と、歴史的「悲運の山」だ。
左側の「鷹つかい」は在原行平、ちまきをもつ中央の「樽(たる)負い」は在原遠膽、犬を連れた右側の「犬つかい」は在原業平(なりひら)と伝えられている。鷹狩りの様子だが、他の山鉾の人形たちがおどろおどろしいのに比べ3人はゆったりとヒョウキンだ。犬遣いが曳く犬の「牛のようなまだら」が何よりポップでかわいく、コンテンポラリーなのが印象深い。俊敏な狩猟犬種なのだろうけど、優雅な旅のお供をしているように見える。