DSC_7688
石段下から西楼門を見上げると、 神事の掛札が「7月15日 午後八時 宵宮祭」と告げていた。
c875895a-s
氏子にあたる鉾町では、山鉾が建ち屏風祭の最中で、宵々山と呼んでいる日である。
IMG_5795
折からの豪雨で、鴨川の水量は増し、激流となり渦をまいている。
市内の河川が決壊しないかと心配しながらの参詣であった。
DSC_7692DSC_7693
DSC_7696
門を潜ると露天商の活気が、幾分気分を大らかにしてくれた。
祇園商店街も歩行者天国に溢れる人出に活気づき、宵宮の晩らしい風情である。
DSC_7701
境内は既に拝殿を取り巻く様に人垣が出来ていた。
DSC_7704DSC_7710
(左・拝殿/右・本殿)
過日の神輿洗の夜に安置された神輿三座がある。
今宵は、本殿より「御神霊遷」が行われると聞いている。
DSC_7701DSC_7702DSC_7699
提灯の明かりが眩しい位であるが、この灯りが一斉に消灯され、
「御神霊遷」は行われる。 白い布で囲われた宮司が、御神霊を神輿へと運ぶ。
神官といえど宮司以外は、この御神霊を目にすることはないと聞く。
ビデオに映したいものだが、これは不義とし、神事中の撮影は一切禁じられている。
 一斉に消灯された

 

漆黒の闇の中、境内に聞こえるのは、
和琴の低く鈍い弦の音が「ブン ボロン」と、
 神職の警蹕(けいひつ)が「ヲーーーウッ」とが繰り返し聞こえるだけである。

 

一斉に点灯された

 

DSC_7719
御神霊遷が滞りなく執り行われた祇園祭の三座

 

IMG_5790
本殿を降りてくる役員に目を遣っていると、目の前に三若のTシャツを着た男が二人いた。
祇藤会の二人の輿丁であった。
今回の取材に協力してくれている熱心な男衆である。
三若の出番である17日の神幸祭まで、じっとしていられないのであろうことが分かる。
祭り馬鹿と言えば叱られるだろうか。
DSC_7715
DSC_7716
御神霊の遷された三座の神輿に、改めて参詣が行われている。
DSC_7718
神事関係者の参詣が済むなり、我先にと、一般参詣者が拝殿の前へと流れ込んだ。
DSC_7724
暗転となり・・・、本殿と拝殿とのこの空間が・・・
左から右へと、闇に浮かぶ白布が揺らめいた空間が・・・ ここである。
あらためて、しげしげと眺めた。
和御霊が遷された中御座が、
待ちに待った三若の手で渡御されるが、いよいよ本日(17日)の夕刻である。

けいひつ【警蹕】とは・・・先払の声。〈けいひち〉ともいう。天皇が公式の席で,着座,起座のさい,行幸時に殿舎等の出入りのさい,天皇に食膳を供えるさいなどに,まわりをいましめ,先払をするため側近者の発する声をいう。古代中国皇帝が外出時に,道行く人を止め,また道を清めさせた風習が日本に移入されたもの